近年、職場における様々な要因によって発症する人が増加しています
全国で「うつ病」で受診している患者数だけで110万人。潜在的にはさらに多いとされています。厚生労働省は「5大疾病」のひとつに追加しました。「うつ病」の増加の原因は労働形態の変化ともいわれています。
うつ病と診断される可能性のある精神疾患
■気分障害
・双極性障害(いわゆる躁うつ病)
・うつ病性障害(いわゆるうつ病)
■統合失調症
■適応障害
■その他
うつ病はBDNFが減少している(神経可塑性仮説)
BDNF(神経栄養因子)の働き
- 神経の新しい神経を作る栄養となる
- 神経の発達・増殖を促す
- 神経間ネットワークを強固にする(セロトニンなどの神経伝達物質を増やす)
- 神経を保護する(神経がストレスなどからダメージを受けるのを守る)
うつ病では扁桃体が過剰に働いている
うつ病診断(国際的診断基準)
うつ病診断項目
- ゆううつな気分
- 興味ないし喜びの著しい喪失
- 食欲の変化(減少ないし増加)
- 睡眠障害(不眠もしくは過眠)
- 疲労感あるいは気力の減退
- 集中困難あるいは決断困難
- イライラ落ち着かないか、逆に動きが少ない
- 無価値観あるいは自責感
- 自殺念慮
うつ病診断の基準
A. 5個以上の項目が揃う (そのうち、1か2を含む)
B. 毎日、2週間以上続く